過払い金請求のご相談を受けたときによく聞かれるのが、「自分が請求する業者は、まだ倒産せずに大丈夫ですか?」という質問です。
確かに、会社が破産などの倒産をすると、過払い金は返ってこない、又は、返ってきても微々たる額になるので、心配される気持ちはよくわかります。
しかし、会社が倒産するか否かは弁護士にもわかりません。なぜならば、倒産するかどうかといった会社の存亡にかかわる決定的事情は、会社のトップシークレットであり、外部には絶対に漏らさないからです。
ただ、業者の倒産リスクについて、いろいろと参考にしている事情はあります。
まず、親会社に銀行が付いているかどうかを一番、重視しています。アコムだと三菱東京UFJ銀行、プロミスだと三井住友銀行、レイクだと新生銀行が親会社として付いています。親会社に銀行がついていると、資金調達がしやすいので、倒産リスクは非常に低いと考えられます。
次に、各業者の交渉態様や、訴訟態様なども参考にしています。訴訟を嫌がる会社は、まだまだ大丈夫なのかなと判断しています。逆に、訴訟はもとより、判決をとられることや差押えされることも嫌がらない業者は、もう会社存続の意図がない兆候ということで、倒産リスクは高いのかなと判断しています。
さらに、上場会社だと、株価の推移も参考にしています。投資家は、最もシビアに会社の業績を判断しているでしょうから、その投資家の判断は参考材料になります。最近は、アベノミクスの影響もありますが、アイフル、オリコなどは株価が2倍・3倍にと、急激に騰がっています。ここらの業者は、倒産リスクが減じたのかなと考えています。ただ、株価は、思惑買いや、折り込み済みといった要素もありますので、全てを信用するわけにはいかないのですが・・・
ここらを参考に、過払い金請求のご依頼を受けるときは、倒産リスク、回収不能リスクなどもお話しして、早期和解するのか、満額回収を目指すのかは、依頼者の方に最終的に判断してもらっています。
特に、当事務所は、延べ900件以上過払い請求をしてきましたので、各業者ごとのデータが蓄積されています。したがって、主要な業者ごとの和解ライン、倒産リスクなどの情報は、結構蓄積しています。もし、過払い金請求を考えておられる方は、業者ごとの傾向も、相談時に、ぜひ、弁護士に聞いてみてください。
羽曳野の口コミで評判の過払い金請求するなら柏原の弁護士 いろは綜合法律事務所
http://www4.ocn.ne.jp/~irohalaw/
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